駅員も「初めて見た」きっぷ!? 取れたらびっくり予約困難なレア列車8選

有名人のライブだけでなく、列車にも発売と同時にほぼ売り切れるレアきっぷがあります。多くの人の憧れとなっている列車やその設備とは、どのようなものでしょうか。決して高額なだけではない点も見逃せません。

「時報打ち」でも取れない! プラチナすぎる鉄道きっぷとは

 かつて運行されていた寝台特急「トワイライトエクスプレス」の最上級設備「スイート」は、「プラチナチケット」と呼ばれていました。筆者(安藤昌季:乗りものライター)は1度だけ乗ったことがありますが、東京駅の駅係員から「長年この仕事をしていますが、このきっぷは初めて見ました」といわれたほどの人気でした。
 
「幻」とまではいわなくとも、ある程度定期的に走っていながら、たいていは発売と同時に売り切れる列車の設備は現在もあります。今回はそうしたレア設備を取り上げていきましょう。

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唯一の定期寝台特急「サンライズ」。「サンライズツイン」「シングルデラックス」はプラチナチケットだ(安藤昌季撮影)。

■東武鉄道 特急「スペーシアX」コックピットスイート
 浅草~東武日光・鬼怒川温泉間を走る「スペーシアX」に1室だけある、1~7人用個室です。設備名の通り運転席の後ろが個室になっており、10平方メートル程度の広さがあります。ソファが並び、3人用ソファは寝ころべるほどの長さ。1室1万8000円と高額ですが、一瞬で売り切れます。前面展望を楽しめる浅草行きがオススメです。

■えちごトキめき鉄道 観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」展望ハイデッキ
 新潟県のえちごトキめき鉄道を走る観光レストラン列車に1室だけ存在する、2~4人用個室です。運転席の後ろにあり、前面展望、あるいは後方展望を楽しめます。側窓も屋根に回り込むほど大きく、床の位置も高いため、全方位の景色を楽しめる設備です。

 通常料金のほか1万5000円がかかり高額ですが、人気でほぼ売り切れています。

■JR東日本 特急「サフィール踊り子」グリーン個室
 東京・新宿~伊豆急下田間を走る全車グリーン車の「サフィール踊り子」には、1~4人個室と1~6人個室が各4室設置されています。どちらも人気ですが、特に6人用個室は海向きにソファが並び非常に解放感があり、オススメです。個室料金は4人用が1室1万4800円、6人用が1室2万2000円で、ほかに運賃と特急料金がかかります。

日本一「プレミアチケット」か 予約困難たった1室の列車個室とは(写真で見る)

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