「また赤信号だ!!」イライラするほど引っかかる? 実は心理ついたシステムにハマったのかも

信号の変わるタイミングはかなり調整されている?

 ほかにも人間心理を踏まえた信号制御があります。例えば、「高速感応制御」です。一定速度以上で走るクルマを感知すると、その先で赤信号に引っかかるようにサイクルを調整するものです。

 また、安全のためにドライバーが進むべきか停止すべきか判断に迷う間に走行する範囲である「ジレンマゾーン」では、「ジレンマ感応制御」というものがあります。これは黄信号になる直前にクルマが停止線ギリギリにいた場合、「信号が変わる!」と急停止しても危険ですので「ジレンマゾーン」にクルマがいる場合、青信号表示を少し延長する仕組みとなっています。

 そのほか、バスが通りかかると自動的に青信号にする「公共車両優先システム」や、救急車・パトカーなど緊急車両がスムーズに通行できるように青信号にする「現場急行支援システム」もあり、複数の自治体で導入されています。

 いずれにせよ、信号の制御はドライバー自身ではどうにもできないことなので、自動車やオートバイ、自転車等に乗る際は時間に余裕をもって、ゆとりある心持ちでいることを心がけましょう。

【了】

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